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Scene Report

単独来日公演を控えるMILLIや話題の韓国ラッパーLuci Gangまで。今、聴くべきアジアの注目ヒップホップ曲プレイリストVol.2

今回はタイ、韓国、フィリピンのヒップホップ注目曲5曲をピックアップ。

LiFTED | Jun Fukunaga | 19 8月 2026


アジア各国でヒップホップは急速に成長しており、毎日のように新しいアーティスト/楽曲が誕生している。そのリアルな"熱量"を伝えるべく、最新楽曲を"プレイリスト"として一挙に紹介する企画「Diggin In The Asian Hip Hop」。Vol.2となる今回は2026年6月〜7月後半にリリースされたアジアのヒップホップ楽曲の中から注目曲を厳選して紹介する。

MILLI「CITY QUAKE」

「LiFTED 50」2026年版でアジアのラッパーの頂点にたったタイの人気ラッパーMILLIが、自動車メイカーHondaの新型「シティ」のローンチキャンペーン「Quake 'Em Up」のために書き下ろした楽曲。刺激的なサウンドデザインと、街を揺るがすパワフルなラップが特徴となっている。車体にぴたりと合う赤で全身を固めたMILLIが、剃刀のように鋭いフロウを叩き込む同曲のMVにも注目だ。8月30日に東京・Spotify O-WESTで行われるMILLIの単独来日公演で披露されることに期待したい。

1300「Fever」

シドニー西部を拠点に2020年に結成された5人組の韓国系オーストラリア人コレクティブ、1300による楽曲。7月にリリースしたデビューアルバム『ILLSAMGONGGONG』には、GIRIBOY、Kim Ximya、CHANGMOら韓国のアーティストが参加している。同アルバムからMVが公開された「Fever」は、デトロイトテクノ/ハウス風のシンセスタブやジャジーなメロウなエレピ、エレクトロ調のブリープシンセを取り入れたトラックが特徴。終盤でエレクトロディスコスタイルにビートチェンジし、前半のムードを一転させる大胆な楽曲展開にも注目だ。


Luci Gang「HEADLOCK」

韓国のラッパーLuci Gangが7月にリリースした3rdアルバム『Rolling Stone』収録曲。同作はトラップのほか、ハウス、UKガラージ、ニュージャックスウィングなど多様なジャンルの要素を取り入れた作品だ。「HEADLOCK」はLuci Gangがメンバーに名を連ねるNEWTOWN BANGERSのLucky Bandoがプロデュースしたヒップハウス調の楽曲。ダンサブルでありながらも独特なキャッチーさを醸し出している一曲だ。

O SIDE MAFIA & BRGR「WE OUSSIDE」

「GET LOW」、「It's Going Down」など現地のクラブバンガーを送り出してきたフィリピンのヒップホップクルーO SIDE MAFIAとプロデューサーBRGRがタッグを組んだ楽曲。これまでよりダークで密度の高いポッセカットとなる同曲では、結束の宣言と敵への警告を兼ねたフック、ハイテンポなシャウトで開かれるバース、スローで抑制の効いたラップが特徴。ボトムヘヴィーに轟く808ベースとシャープなスネアを軸とするBRGRのビートがそれらをまとめ上げている。


YOUNGOHM「 รักกันได้รึเปล่า?(Could U Love Me?)」

現在、タイで最も人気のあるエンターテイナーの一人に数えられるラッパーYOUNGOHMによる楽曲。「 รักกันได้รึเปล่า?(Could U Love Me?)」は最新アルバム『T.H.A.I.』からのリードシングル。ソウルフルなメロディラップがメランコリックなトラックに乗せて展開される一曲。

今回紹介した楽曲はLiFTED JAPANが公開しているSpotifyプレイリストで一挙にチェックできる。今後もプレイリストは定期的に更新されるのでぜひ、プレイリストをフォローしてほしい。