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Scene Report

アマピアノから往年のMigosオマージュ曲まで。今、聴くべきアジアの注目ヒップホップ曲プレイリストVol.1

今回はベトナム、韓国、インドネシアのヒップホップ注目曲をピックアップ。

LiFTED | Jun Fukunaga | 15 7月 2026


アジア各国でヒップホップは急速に成長しており、毎日のように新しいアーティスト/楽曲が誕生している。そのリアルな"熱量"を伝えるべく、最新楽曲を"プレイリスト"として一挙に紹介する企画「Diggin In The Asian Hip Hop」。Vol.1となる今回は2026年5月後半〜6月前半にリリースされたアジアのヒップホップ楽曲の中から注目曲を厳選して紹介する。

Sơn Tùng M-TP & Tyga「Come My Way」

ホーチミン市音楽院を首席で卒業したベトナムを代表するシンガーソングライターのSơn Tùng M-TPがベトナム/ジャマイカ系アメリカ人ラッパーのTygaを迎えたコラボ曲。アマピアノ・インスパイアの楽曲は、ベトナム民俗文化を前面に押し出したMVとともに、公開わずか8分で100万再生を突破するバイラルヒットとなった。

Plainview Kiet x Yello $osa x VCC Lefthand「Gap 2」

ベトナム出身・米カンザス州ウィチタ育ちのベトナム系アメリカ人ラッパーのPlainview Kietが、Yello $osaとVCC Lefthandというベトナム人アーティスト2組とタッグを組んだ楽曲。3人全員が三連符フロウで全盛期のMigosへのリスペクトを示しながら、ベトナムの荒々しい街角でアグレッシブに個性をぶつけ合う。2010年代トラップのエネルギーを体現した高強度のショーケース的1曲。

BewhY (비와이) - STIGMATA

信仰と内省を根底に置き、韓国ヒップホップに独自の存在感を切り開いてきたラッパーBewhYによる楽曲。レイジスタイルの攻撃的なシンセと強調された重低音、機械的なバウンスが正確なラップを際立たせる楽曲だ。

Lil Cherry & GOLDBUUDA「DRESS2KILL」

韓国系アメリカ人ラッパーLil CherryとGOLDBUUDAの兄弟デュオによる楽曲。AIを創造的な遊び場として使いながら、アイデンティティと自己表現をテーマにAI時代のクリエイティビティの可能性を示したMVも必見。LiFTED Japanで公開中のLil CherryとGOLDBUUDAへのインタビュー記事とあわせてチェックしてほしい。

Tenxi, Jemsii, dia 「ANTHEM JAWIR」

ジャカルタ拠点のコレクティブ「antinrml」のラッパー/プロデューサーTenxiとシンガー・プロデューサーのJemsiiが、2026年ワールドカップに合わせてリリースしたインドネシアサッカー決起アンセム。近年のKanye Westのマーチングバンドサウンドを参照したスケール感と「jawara(チャンピオン)」を繰り返すコール・アンド・レスポンスが力強さで響く楽曲。

今回紹介した楽曲はLiFTED JAPANが公開しているSpotifyプレイリストで一挙にチェックできる。今後もプレイリストは定期的に更新されるのでぜひ、プレイリストをフォローしてほしい。