Asia
今、注目すべき韓国新世代ラッパーが集結!「UDG Freshman Cypher 2026」韓国版が公開
シーンの次の潮流を担うkaraika、ANANTAら9人のラッパーたちがサイファーを展開。
新人MCが目立つためには何か違うことをしなければならない。例えば、研ぎ澄まされたリリシズムで勝負するMCもいれば、フリースタイルを乗せるためのワイルドなビートや、観客の喉を掴むようなステージプレゼンスで魅せるMCもいる。サイファーの場では、誰かがそれを口にしなくても、すべてのラッパーが自分の居場所を証明するためのバトルロワイアルが静かに繰り広げられている。
映像ディレクターのrichtheloner が台湾のアンダーグラウンドMCにスポットライトを当てた後、今度はTemple8が、各国のアンダーグラウンド新人MCを集めたサイファー企画シリーズ「UDG Freshman Cypher 2026」の韓国版を公開した。ラインナップに名を連ねるのは9人のラッパーだ。それぞれが微妙に異なるスタイルを見せつつも、多くはRageとPluggにインスパイアされたエモ系ヒップホップのエネルギーへと傾倒している。
なかでも最も印象に残るのが、トリを務めたkaraikaだ。Rageを軸に据えつつ、kingfelixによるほぼドラムレスのビートの上を漂う、削ぎ落とされたそのサウンドは、伝統的なBoom Bapとはかけ離れている。だが、そこがまさにポイントだ。「Whispering like a curse speaking in Mesopotamia(メソポタミアで語る呪いのように囁く)」という謎めいたバースを放ったkaraikaのラインは、意図的にミステリアスで、説明よりもバイブで語りかけてくる。
ほかにも注目すべきは、自信たっぷりにサイファーの口火を切ったANANTA、K-POPのフレーバーを随所に散りばめたkirin、そしてelxnce + heroineによるグリッチでブリッピングなプロダクションに乗って独特のシングソング調デリバリーを披露したpakaowllaだ。
ヒップホップ原理主義者がこのサウンドを受け入れるかどうかはともかく、UDG Freshman Cypher は韓国ヒップホップの次の潮流がどこへ向かうのかを垣間見せてくれる。
韓国の UDG Freshman Cypher 2026 は以下から確認できる。





