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Asia

One or Eightが伝説的ビート「Tokyo Drift」に新たな息吹を吹き込む

リリースから20年を経た今もこの名曲は色褪せない。

LiFTED | Marcus Aurelius & Jun Fukunaga | 18 2月 2026


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先週、バーが立ち並ぶ通りを歩いていると、Teriyaki Boyz(テリヤキ・ボーイズ)の「Tokyo Drift」が3軒続けて同時に流れていた。それらはすべて異なるリミックスだったが、その事実は、2006年公開の映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』のために書き下ろされたこの楽曲が、いかに長年支持されてきたかを雄弁に物語っている。

「Tokyo Drift」がクラブカルチャーの最前線から消え去ったことは一度もない。つまり、この曲は単なる懐古主義や一過性のリバイバルとは無縁だ。例えば、88risingはコロナ禍にRich Brian、JP THE WAVY、Awich、Higher Brothersらを迎え、世界的なムーブメントとなった「Tokyo Drift Freestyle」を制作し大きな話題を呼んだ。

また、Lil YachtyはA$AP Rocky、Tyler, the Creator、Tierra Whackをフィーチャーした「T.D.」でこの曲をサンプリングしている。さらに最近では、世界中のナイトクラブで「バイレファンキ」(ブラジル・ファヴェーラ発祥のダンスミュージック)が爆発的な人気を博していることもあり、同ジャンルと音楽的に親和性が高いこのビートは、2006年ではなく、2026年の「今」にこそフィットしているように感じられる。

日本人メンバーで構成されるグローバル・ダンス&ボーカルグループ・One or Eightは、待望のデビューアルバム『GATHER』の1曲目として、このアイコニックなThe Neptunesのビートに乗せて、自身のエンジンをフルスロットルで吹かしている。8人のラッパー/シンガー/ダンサーからなるOne or Eightだが、そのグループ名は、日本語の慣用句「一か八か(all or nothing)」に由来している。誰もがビートに何を期待すべきかを知っている中で、彼らは現代的な感性で誕生から20年を迎えるこの曲を巧みに再解釈している。

なお、One or Eightの人気曲「KAWASAKI」は、デビュー前にも関わらず、わずか10日間でYouTube再生回数が1000万回を突破し、大きな話題となった。その後、レジェンドラッパーのBig Seanや韓国系アメリカ人ラッパーpH-1を迎えたリミックスも制作されており、彼らのグローバルなポテンシャルの高さは既に証明済みだ。

One or Eightによる「Tokyo Drift」は以下でチェックしてほしい。