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Asia

コーチェラ出演やAwichとの共演で話題のタイ人ラッパー・MILLIが「Harper’s BAZAAR」アワードを受賞

国境を越えたインスピレーションを与える存在としての地位が確固たるものに。

LiFTED | Marcus Aurelius & Jun Fukunaga | 2 2月 2026


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毎年開催される「Harper’s BAZAAR Women of the Year Awards」は、音楽、スポーツ、ファッション、ビジネスの分野において、革新性、影響力、そして恐れを知らない姿勢で過去365日間を牽引した女性たちを称えるアワードだ。昨年(2025年)11月にロンドンで開催された国際的な授賞式では、リース・ウィザースプーンやジリアン・アンダーソンといったグローバルアイコンが表彰された。

このグローバルイベントと並行して、各国のローカル版でも自国のカルチャーを形成し、社会にインスピレーションを与え続ける女性たちにスポットライトが当てられている。タイ版における2025年の「Musician Award」は、同国を代表するラッパー・MILLIが獲得した。2022年にタイ人ソロアーティストとして初のコーチェラ出演を果たし、アジアのトップヒップホップアーティストを選出する「LiFTED Asia」のランキング『The LiFTED 50 2025』において第9位と飛躍した彼女は現在アジアで最も影響力を持つアーティストの一人として知られる。

Harper’s BAZAAR Women of the Year Awardsの受賞は、"不屈の精神"を体現した彼女の飛躍の1年を象徴するものとなった。その決定打となったのが、2025年7月にリリースされた2ndアルバム『HEAVYWEIGHT』に伴う一連のプロジェクトだ。同作には、日本からAwich、新しい学校のリーダーズ、そしてアバンギャルディという人気アーティストたちが参加しており、日本の音楽ファンにとっても非常に重要かつ話題性の高い作品となっている。



ムエタイや格闘技のリングをインスピレーション源とした同作のテーマを表現するため、MILLIは自らの肉体と行動で「有言実行」を貫いた。彼女は実際の試合に向けて本格的なトレーニングを積み、5月にはムエタイの聖地として知られるルンピニー・ボクシング・スタジアムで開催された大会に、いち選手として実際に出場。激しい打ち合いの末、惜しくも判定で敗北を喫したものの、決して諦めず最後まで逃げずに前へ進み続ける姿勢を見せた。アルバムのコンセプトとして始まったこの過酷な挑戦は、多くの人々に不屈の精神を伝える重要な教訓となった。


打ちのめされることは避けられない。しかし、再び立ち上がるかどうかは自分自身の選択だ。MILLIはその選択を、大声かつ明確に、世界の前で示してみせた。彼女は、現在タイで最も影響力のある声を持つ一人として、そして国境を越えたインスピレーションを与える存在としての地位を確固たるものにしている。

「Harper’s BAZAAR Women of the Year Awards」での彼女の雄姿は、以下のギャラリーからチェックしてほしい。