イタリアを拠点とするラップグループ・DrINsaNEが、そのキャリアにおいて非常にユニークなスタートを切っている。8人のメンバーを擁する彼らは、楽曲ごとに適したメンバーが流動的に参加する、かつてのBROCKHAMPTONを彷彿とさせるラップグループだ。
そんな彼らのデビュー曲「Just A Boy」は、グループ内の双子メンバーであるAidenとAienによって全編日本語でレコーディングされ、瞬く間に話題をさらった。同曲は、疾走感あふれるハウス調のイーブンビートの上で、ボーカロイドやAI生成を彷彿とさせる人工的な質感のボーカルが目まぐるしく駆け巡る。(そのあまりに独特な声質ゆえに、海外のフォーラムなどhttps://www.reddit.com/r/gachi...では「Sunoなど音楽生成AIで作成された音源ではないか?」という議論さえ巻き起こっている)。このようなインターネット音楽的な特徴はTikTokなどのショート動画プラットフォームとの相性は抜群だ。
ここ最近、「Just A Boy」という楽曲は、SNS上で急速に独り歩きを始めている。きっかけとなったのは、裏那圭による人気漫画/アニメ『ガチアクタ』の映像を使用したUGC動画だ。これにより同曲はTikTok、Instagram、YouTubeを通じて、驚異的なスピードで拡散された。さらにこの現象を興味深いものにしているのは、その最初の火付け役がアーティスト本人たちだったという点だ。
なんと彼ら自身がInstagramに『ガチアクタ』のビジュアルと自分たちの曲を組み合わせた動画をアップロードしたことを皮切りに、世界中のファンが次々と独自のUGC動画を作成。プラットフォームを問わず、ファンがこの曲を再利用したことでアニメ/マンガ・コミュニティを中心に、この曲は瞬く間に広まっていった。
その結果、ストリーミング再生数は急上昇し、SNS全体で大きなうねりが生まれている。DrINsaNEにとって、デビュー曲がいきなり国境を超え、インターネットのディープな一角で熱狂的な支持を得るという、まさにシンデレラストーリーのような展開となった。
話題の一曲、DrINsaNEの「Just A Boy」は以下でチェックしてほしい。







