今年3月に東京での単独来日公演を完売させたウエスト・ロンドン出身の人気ラッパー、Central Ceeが、アジアツアーの一環として、同月16日にフィリピン・マニラ公演を行なった。
その際、Central Ceeはオーストラリア発のストリートウェアブランド「JUDAH」とともに、マニラ市内でも特に貧困率の高い地域を訪問。現地コミュニティに衣類を寄贈した。
慈善活動のパートナーとなったJUDAHは、2016年にオーストラリア・メルボルン出身のPHAT JUDAHにより、サウスイースト・メルボルンの郊外地域、通称「The Areaz」の声を代弁することを目的に設立されたストリートウェアブランド。同ブランドは「グローバルな視点、ローカルな精神」というスローガンの下、体験型のポップアップや地域密着のギブアウェイ(無料配布)を通じてコアなファン層を築いてきた。
現在は、業界が注目するグローバルなクリエイティブハブへと成長を遂げており、Nikeをはじめ、UKの人気ストリートブランド・Corteiz、Central Ceeが手がけるSyna World、UKラッパーのNemzzzといったビッグネームともコラボレーションを展開している。一方で見過ごされがちな人々の声を届けるという原点は今も変わらない。
Central CeeとJUDAHが行なった慈善活動の根底にあるのは、音楽やハイプの先にいる人々と直接つながるという姿勢だ。両者のグローバルな人気を下支えしているのは、普段スポットライトが当たりにくいコミュニティにほかならない。だからこそ、彼らはそうした人々への"還元"を重要視している。
また、Central Ceeにとっては、慈善活動を実施するタイミングにも意味があった。3月27日に最新EP『ALL ROADS LEAD HOME』のリリースを控え、さらなる高みへと突き進む最中にあっても、カルチャーを支える人々を引き上げる意志は変わらなかった。こうした行動からは、「どれだけ大きな存在になっても、自らのルーツを忘れない」という彼の不変のスタンスが見て取れる。
ちなみにCentral Ceeの最新EP『ALL ROADS LEAD HOME』(全7曲)は、内省的な視点と鋭いリリシズム、ジャンルを横断するプロダクションが融合した力作だ。グローバルへの野心と原点回帰を両立させた同作には、話題になった先行シングル「Iceman Freestyle」と「Slaughter feat. J Hus」も収録されている。
なお、Central Ceeは、今月アメリカで2週にわたり開催されるコーチェラ2026に出演が決定している。日本時間4月11日(土)に行われるWeek 1の初日日程では、午前9:30からMojaveステージに登場する予定だ。
ぜひ、その予習も兼ねて、Central Ceeの『ALL ROADS LEAD HOME』を以下でチェックしてほしい。





